7月8日ももうすぐ終わろうとしていた夜、
旦那から電話が掛かってきた。
ちょうど夜勤で外を見回っていた俺に「いつもの河原で待ってる」と一言、
それから最初に戻るわけだが、
7月8日は沖田くんの誕生日だと知ったのがつい数時間前のこと。
沖田くんと別で見回りをしていたマヨに出くわしたのが事の始まり。
まあゴリラたちに祝ってもらっただろうしな、おめでとうの一言くらいでいっかな…と思ったが。
誕生日って行事に肖るのは柄じゃねえが、普段受け身な俺からも、積極的に彼に愛を伝えてみたくなったわけだ。
といってもさすがにこれは恥ずかしいことであったから、アルコール度の強い酒で照れで赤くなるであろう顔を誤魔化し、
飲酒後の行動を共に飲んだくれになることで次の日はお互いケロッと忘れるかなと思いついた。
しかし彼が酒に強いことを知らなかったのは誤算だったかもな。
そんなこんなでとりあえずは沖田くんに喜んでもらったし、俺もそれなりに満足したんだが…
165話と新ED、そして沖田くんBDを合わせてできた小話。指定ものになりそうで途中慌てました(苦笑)